アルコール性肝炎
アルコール性肝炎とは
アルコールを長期間大量に飲むことで、肝炎をおこす病気です。
平均してビール1500mL/日以上、ワインボトル半分/日以上、日本酒3合/日以上、焼酎2合/日以上を飲むような方に起こりやすいと言われています。
症状
初期の肝臓の状態(脂肪肝や慢性肝炎の状態)では症状はありません。
慢性肝炎がさらに進行すると肝硬変となり、肝硬変になると黄疸(目や体が黄色くなる)、腹水による腹部の張り、足のむくみ、吐血、かゆみなどの症状が出ます。
診断・検査
診察で飲んでいるお酒の量を伺い、肝臓の状態とあわせて判断します。
アルコールが原因と断定できるような検査はありません。
肝臓の状態は腹部エコー(超音波)検査で診断ができます。
アルコール性肝炎の方は年に1度の腹部エコー検査をおすすめしています。
治療
お酒をやめることが唯一の治療法です。
特別な薬による治療はありません。
断酒をするための治療薬もあり、特別な医療機関で処方をもらうことができます。
当院では、アルコール性肝炎の方の診断、フォローアップを行っております。
断酒薬については当院では処方しておりませんが、適切な医療機関へご紹介いたします。
詳しくはお問合せください。