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大腸カメラ検査の詳細について

当院では、できるだけ負担の少ない大腸カメラ検査を行い、大腸ポリープや炎症、がんなどの病変を早期に発見できるよう努めています。
鎮静剤を使用したリラックスできる検査も可能で、苦痛を抑えながら受けていただけます。
特に女性のプライバシーにも配慮し、大腸カメラを受ける女性のお悩みにも対応しています。
平日仕事で忙しい方向けにも土日の検査も対応。

検査前の食事指導や下剤の飲み方についても丁寧にご説明し、不安なく準備が進められるようサポートいたします。

便潜血検査が陽性となった方へ

健康診断や区のがん検診で「便潜血陽性」と指摘されると、多くの方が「がんかもしれない」と驚かれます。
ただ、便潜血陽性=大腸がんとは限りません。
ポリープや痔、潰瘍性大腸炎などでも陽性になることがあります。
とはいえ、便潜血陽性のまま放置すると大腸がんの早期発見の機会を逃す可能性が高まります。

当院では、便潜血陽性の通知を受け取ったら原則として2か月以内の大腸カメラ検査をおすすめしています。
内視鏡で直接粘膜を観察しポリープを発見した場合は、同時に切除・病理検査もできるため、追加の通院や治療の手間を最小限に抑えられます。

"陽性"を放置すると何が起こる?

  • 大腸がんの早期発見の機会を逃す
  • ポリープが徐々に大きくなり、将来"がん化"するリスク上昇
  • 出血源が特定できず、慢性的な貧血・倦怠感・動悸の原因が長期化

当院の対応フロー

  1. 結果説明の即日枠:健診結果票をお持ちいただければ、最短で当日中に医師が面談し、検査日程をその場でご案内します。
  2. 2か月以内の検査を原則推奨:早期受診が確率統計上もっともメリットが高いからです。
  3. 保険適用で経済的負担を軽減:便潜血陽性を理由とする大腸カメラは3割負担で約7,500円ほどです。

大腸カメラ検査をおすすめする方

便潜血陽性以外にも、次のような症状や背景をお持ちの方は一度ご相談ください。

  • 40歳以上の方で大腸カメラを受けたことがない
  • 血縁者に大腸がん・ポリープの既往がある
  • 便秘と下痢を繰り返す、最近便が細くなった
  • 原因不明の貧血や体重減少が続く
  • 慢性的な腹部膨満感、腹痛、下血
症状 背景・理由
40歳以上かつ未受診 40歳を過ぎると男女ともに罹患率が急増
家族に大腸がん歴あり 遺伝・生活習慣の影響でリスク2~3倍
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など) 長期炎症が発がんリスクを高める
慢性便秘・下痢、血便 粘膜障害やポリープの可能性
不明瞭な体重減少・貧血 "隠れ出血"やがんの全身症状かも

なぜ「症状がなくても受ける」ことが大切なのか?

大腸がんは40代後半から罹患率が上昇し始め、男女ともに発症が増えます。
自覚症状がない早期段階で発見できれば、内視鏡的切除のみで完治を目指せるケースも少なくありません。
大腸がんの早期(ステージ0~I)の5年生存率は約98%。
しかし進行すると60%以下に下がります。
症状が出る頃には進行しているケースが多いため、"無症状のときにこそ検査"を受けることが重要なのです。

大腸カメラ検査前日の食事について

検査の精度を高めるためには腸内をきれいに空っぽにしておくことが重要です。
当院では以下の食事指導をお願いしています。

  • 前日の朝・昼:消化の良い白米・うどん・白身魚・卵など。海藻・きのこ・ゴマなどはNG。
  • 前日の夕食:遅くとも21時までに済ませ、脂っこい肉料理・野菜の繊維質・黒い飲料(コーヒー等)は避けましょう。
  • 水分:透明な水・お茶・スポーツドリンクはむしろこまめに摂取してください。脱水を防ぎ、洗腸剤がスムーズに効きます。

前日3食のモデルプラン

時間 メニュー例 ポイント
具なしおにぎり2個+卵スープ 食物繊維ゼロでエネルギー補給
うどん(つゆは透明)+白身魚のつみれ 油の少ない白身魚がベスト
例:検査食「クリアポタージュ※」+クラッカー 21時までに終了・よく噛む

※検査色が必須ではございません。あくまで不安な方には購入をおすすめてしております。(院内での販売はございません)

ネットからでも購入が可能です。

避けるべき食べ物

  • 海藻・キノコ・芋・こんにゃく    → 残渣が腸壁にへばりつく
  • キウイ・イチゴなど種が多い果物 → 検査視野を遮る
  • 玄米・雑穀米・五穀パン      → 外皮が腸内に残る

水分のコツ

  • 検査前日は最低でも1.5Lの水分を。脱水防止で洗腸剤の効果アップ。
  • 色つき飲料(コーヒー・コーラ・紅茶)は避け、**麦茶やスポーツドリンク(透明タイプ)**を選びましょう。

大腸カメラ検査当日の流れ

詳細の流れはこちら

鎮静剤を使用して眠って終わる大腸カメラ検査

「せっかく検査するなら、できるだけ楽に受けたい」という方には鎮静内視鏡がおすすめです。
当院の鎮静剤は効果が短時間で切れるため、その日のうちにお帰りいただけます。
次のような条件に当てはまる方は、ぜひ鎮静をご検討ください。

安全性を担保するモニタリング体制

  • 麻酔科標準のASAガイドライン準拠
  • 心電図・非侵襲的血圧・SpO2を定期的にモニタリング
  • 万一の呼吸抑制に備え、高流量酸素・気道確保キット常備

起きたあとの負担軽減

  • 健忘効果:検査中の記憶がほとんど残らず精神的ストレス軽減
  • 復帰時間:平均60分で歩行安定、2時間後には軽食可能
  • 同日退勤:デスクワーク程度なら半休で仕事に復帰した実績も多数
こんな方におすすめ 理由・メリット
内視鏡検査そのものに強い恐怖感・緊張感がある 不安が軽減され、腸の緊張も取れるので検査時間が短縮
前回の大腸カメラで痛み・違和感を経験した 鎮痛効果を併用し、過去のつらい体験を繰り返さない
ポリープ切除が見込まれる 切除処置中の痛み・緊張を感じずに済み、安全に完了

※1鎮静剤の影響が残りますので、検査当日の自動車・バイク・自転車の運転は厳禁です。公共交通機関またはご家族の送迎をご利用ください。
※2鎮静から覚めたあとは一時的に集中力が低下します。重要な会議や高所作業は避けてお過ごしください。

大腸カメラ検査後の注意事項

検査が終わってホッとした瞬間こそ大切なタイミングです。
腸粘膜は切除部を中心にデリケートな状態になっていますので、数日のセルフケアも大事になります。
「いつから」「どの程度」「なぜ」 を具体的にお伝えします。ご帰宅後の参考にしてください。

①食事(腸を刺激しない"やさしいメニュー"で回復をサポート)

①-1大腸ポリープを切除した際のおすすめ食事メニュー
時期 おすすめメニュー 避けたい食品 避けたい理由
当日~翌朝 おかゆ・雑炊
具なしうどん
豆腐
プリン
経口補水液
唐揚げ・とんかつ等の揚げ物
キムチ・カレーなど香辛料
アルコール
切除創は非常にデリケートで出血リスク増大。脂質・刺激物・アルコールは腸蠕動や血流を高め、術後出血のリスクを上げる
翌昼~48時間 白米+白身魚の煮付け
茶碗蒸し
かぼちゃの煮物、バナナ
キノコ
海藻
ゴマ
ナッツ、サラダなど生野菜
食物繊維が多いと便が硬くなり、傷口を擦る
3日目以降 徐々に
普段の和食中心メニュー
激辛料理・焼肉の脂身は念のため5日目以降 脂質と刺激物は腸蠕動を活発化させ、痛みや下痢を招くことがある
①-2大腸ポリープを切除しなかった際のおすすめ食事メニュー
時期 おすすめメニュー 避けたい食品 避けたい理由
検査後2~4時間(麻酔が完全に覚めるまで) 水・白湯・経口補水液
コンソメスープ
アルコール
炭酸飲料
麻酔の余波で吐き気が出やすいことも。誤嚥・脱水を防ぐため、まずは水分補給のみ。
翌昼~48時間 おかゆ・うどん+温泉卵
ポタージュスープ
ヨーグルト
揚げ物・脂っこい肉類
香辛料の強い料理
腸粘膜は洗浄で一時的に刺激を受けているため、消化しやすい低脂肪・低残渣食で様子を見る
3日目以降 普通食へ段階的に戻す(和食・定食など) 極端に辛い物・大量のアルコールは48時間程度控える ほとんどの方は24時間で回復するが、刺激物は腹痛・下痢の引き金になることがある
ワンポイント

コーヒーは翌日から1日1杯程度までにしましょう。
カフェインは腸蠕動を促進しやすいため念のため控えめにするとおなかにやさしいです。

②入浴・シャワー(血流の急上昇に注意)

ポリープ切除なし ポリープ切除あり
シャワー・入浴とも当日から可 当日はシャワーのみ(38℃以下・10分以内推奨)
浴槽は48時間以降
  • 熱いお湯や長湯は血管拡張を引き起こし、切除部からの遅発性出血を誘発しやすくなります。
  • シャワー派の方も、当日は腹部を強くこすらないよう"流水でさっと流す"程度にしてください。

③アルコール・カフェイン(血行促進+脱水のダブルリスク)

  • ポリープ切除あり:48時間は禁酒。ワイン・ビールに限らず微量のアルコールも控えましょう。切除後1週間は大量飲酒を避けてください。
  • 切除なし:缶ビール1本(350 mL)程度なら翌日夜から可。ただし飲酒後は水を多めに。
  • カフェインは翌日からOKですが、エナジードリンクや濃いコーヒーは胃腸を刺激しやすいため少量に。

④運動・日常動作("腹圧"がポイント)

ポリープ切除をしなかった場合は当日のみ日常生活程度にとどめ、翌日以降は制限はありません。
ポリープ切除をした場合は以下にしたがっていただきます。

期間 できること 控えること
当日 家の中をゆっくり歩く、軽い家事 階段ダッシュ、腹筋運動、重い買い物袋
1週間 散歩(30分以内)、デスクワーク ジムでの筋トレ、ランニング、ゴルフ、テニス
2週間 通常の生活ペース マラソン、格闘技、ダイビング等のハードスポーツ

保育や介護で抱っこ・移乗が必要な方は、腰より高い位置までの持ち上げ動作は極力パートナーに依頼しましょう。

⑤排便・出血チェック(色・量・持続時間がポイント)

色の目安
  • 薄いピンク~赤茶色の粘液混じり:経過観察。
  • 鮮紅色の液体血が便器いっぱいに広がる:直ちに当院へ電話。
量の目安
  • ティッシュに数滴~1円玉大 → 多くの方に起こる正常範囲。
  • 排便のたびに紙全体が真っ赤 → 受診が必要。
痛み・発熱を伴うか
  • 血便+38℃以上の発熱や強い腹痛は穿孔や感染のサイン。夜間でも救急受診を。

出血は多くが検査翌日~5日目に発生します。旅行・出張の前は日程を調整し、連絡の取れる環境にしてください。

⑥お薬再開と服薬管理

  • 抗凝固薬(ワーファリン、DOAC など)・抗血小板薬(バイアスピリン等)
    • 医師の指示で休薬された方は、通常翌朝または翌々朝から再開。
    • 独断で延長・短縮すると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが変動します。必ず医師の再開日の指示を守ってください。
  • 糖尿病薬:翌朝の食事摂取が再開できることを確認後、通常量を服用。低血糖に注意。
  • 漢方薬・サプリメント:センナ・アロエなど"下剤系"は1週間休止がおすすめ。

なお、ご自身が内服されているお薬の中止や再開は自己判断せず、かならず医師の指示にしたがってください。

⑦次回外来と病理結果説明

  • ポリープ切除あり:通常 7~14日後 に再診。病理結果によっては追加切除やCT検査を計画します。
  • ポリープ切除なし: 画像レビューのみで済む場合はオンライン診療も選択可能。当日検査後に画像を見ながら説明をいたします。
  • 次回検査の目安や生活習慣改善のアドバイスも合わせてご案内いたします。

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