予防接種・ワクチン
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®)
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気で、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い呼吸器疾患の原因となります。
肺炎球菌ワクチンにより、このような重い感染症を予防することができます。
公費助成対象者
65歳となる方
60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器のの障害がある方あるいはHIVウイルスによる免疫機能障害がある方
費用
公費負担あり:1,500円
自費:7,000円
麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)(ミールビック®)
風疹は、風疹ウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。発熱・発疹などの症状で発症します。成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児よりも重症化することがあります。また、風疹に対する免疫が不十分な妊婦さんが風疹ウイルスに感染すると、生まれてくる赤ちゃんに障害(先天性風疹症候群)が出る可能性あります。風疹ワクチンを接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。(当院の風疹ワクチンは麻疹と風疹の混合ワクチンになります。)
公費助成対象者
- 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性
- 19歳以上で妊娠を希望する女性とその同居者
- 妊娠中の女性と同居する方
上記に該当する方で、風しん抗体検査を受けた結果、抗体価が基準値より低い方
詳細はこちらをご参照ください
費用
公費負担あり:無料
自費:8,000円
※現在、麻疹患者の増加にともないミールビック®が一時的に出荷調整の状態です。当院では代替品として乾燥弱毒生麻疹風疹混合ワクチン「タケダ」を使用しておりますが、在庫の入荷状況もタイミングによって変化します。価格も上記とは異なり9,500円となります。予めお電話でご相談ください。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)
帯状疱疹は、脊髄から出る神経に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルスが原因となります。このウイルスは、通常のときには無症状ですが、免疫力の低下などにより活動性が増し、症状を起こします。ピリピリと刺すような痛みから始まり、続いて小さな水疱や発疹が帯状に現れます。帯状疱疹には、治療薬があります。しかし、治った後に痛みやしびれが残ることがあり、とくに50歳以上の方は残りやすいと言われています。帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹の発症を予防することができます。通常は、期間をあけて2回接種していただきます。
公費助成対象者
50歳以上の方
詳細はこちらをご参照ください
費用
公費負担あり:13,500円/回
自費:24,500円/回
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)(ガーダシル®、シルガード9®)
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が感染するといわれているウイルスです。このウイルスの感染により子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマなどを発症するといわれていますHPVワクチンにより、50~70%の子宮頸がんを予防することができるといわれています。また、荒川区では男性へのHPVワクチン接種に対しても助成を行っています。男性も咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマの予防効果があるといわれています。通常は、期間をあけて3回接種していただき、すべての接種に半年かかります。
公費助成対象者
小学校6年生~高校1年生の女性・男性
また上記接種時期を逃した方も、誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日の女性はキャッチアップ接種として公費の対象になります。
詳細はこちらをご参照ください
※ご注意ください
キャッチアップ接種の公費負担制度は、2025年3月末日で終了します。
2025年4月以降は自費負担での接種となりますのでご注意ください。
HPVワクチンは十分な免疫をつけるため3回の接種が必要であり、すべて接種が終わるためには原則半年(最短で4か月)かかります。
是非、キャッチアップ接種の対象の方は、お早目に接種をおすすめします。
費用
公費負担あり:無料
公費負担なし:女性 シルガード9🄬 33,000円/回、 男性 ガーダシル® 18,700円/回
A型肝炎ワクチン(エームゲン®)
A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに感染した飲み水や食べ物を口から摂取することでおこります。急性肝炎ををおこすと黄疸や浮腫、出血傾向、昏睡状態となり、重篤化することもある病気です。牡蠣などの海産物や、海外のウイルスに汚染された飲料水を摂取することで感染するとされ、患者の約1割は海外渡航からの帰国者です。中国、インド、東南アジア、アフリカ、中南米など流行地に渡航する際は、接種されることをお勧めしています。通常は、期間をあけて2回接種していただきます。
費用
6,000円/回
B型肝炎ワクチン(ビームゲン®)
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染することで起こります。急激に黄疸や昏睡状態、出血傾向がすすむ急性肝炎の原因ともなりますし、長期的に感染状態が続くことで肝硬変や肝細胞癌の原因にもなります。B型肝炎ウイルスは、生まれるときに母親から感染する母子感染のほか、主に医療行為を通じて他人の血液に曝露することでおこる血液感染と、感染者との性的接触により感染する性行為感染があるといわれています。すべての年齢の方が感染する可能性がありますが、特に血液や体液に触れることがある仕事の方、パートナーや周りの方にB型肝炎患者さんがいる場合には特にワクチン接種をおすすめします。通常は、期間をあけて3回接種していただきます。
費用
5,000円/回
インフルエンザワクチン(2024年10月1日~2月ころ)
当院では、2024年10月1日より、インフルエンザワクチンの接種を開始いたします。
当院では、予約なしで予防接種が可能です。
接種券をお持ちの方は、必ず持参ください。
コロナワクチンとの同時接種も可能です。
公費助成対象者
65歳以上の方
60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器のの障害がある方あるいはHIVウイルスによる免疫機能障害がある方
費用
公費負担あり:2,500円
自費:3,850円
コロナワクチン(2024年10月1日~3月ころまで)
当院では、2024年10月1日より、コロナワクチンの接種を開始いたします。
当院ではファイザー製mRNAワクチンのコミナティ®を採用しております。
(入荷状況次第で変更の可能性あり)
ご希望の方は、予約になりますのでお電話でお問い合わせください。
インフルエンザワクチンとの同時接種も可能です。
接種券をお持ちの方は必ずご持参ください。
接種後15分~30分間、副作用の確認のため院内で待機をお願いしております。
公費助成対象者
65歳以上の方
60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器のの障害がある方あるいはHIVウイルスによる免疫機能障害がある方
費用
公費負担あり:無料
自費:17,600円