肝血管腫
肝血管腫とは
肝臓にできる良性腫瘍のひとつです。
肝臓の内部は、多くの細い血管が張り巡らされていますが、この血管が塊状になり、腫瘍のようにみえる状態のことを指します。
症状
通常は症状はありませんが、腫瘍のサイズが10cmをこえて周りの臓器を圧迫するようになると、腹痛や吐き気などの症状がでることがあります。
また、稀に腫瘍が破裂をして出血をおこすことがあるといわれています。
診断・検査
腹部エコー(超音波)検査で発見することができます。
エコー検査のみで診断がつきづらい場合には、腹部CT検査や腹部MRI検査などの詳細な検査が必要なこともあります。
肝血管腫が見つかった方は、年に1回の腹部エコー検査をおすすめしています。
治療
無症状であれば、治療の必要はありません。
サイズが大きく、症状がある場合には手術による切除などの治療を行うことがあります。
当院では、腹部エコー検査による肝血管腫の診断・フォローアップも行っております。
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