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大腸憩室症

大腸憩室症とは

大腸にできる袋状の凹みのことを、大腸憩室症とよびます。
便秘症の方は、便が腸のなかにたまることで腸の壁に圧をかけるため、憩室をつくりやすいといわれています。
年齢の高い方に多くみられ、上行結腸やS状結腸に多くみられます。
通常、大腸憩室があるだけでは特に大きな問題とはなりません。
憩室に細菌感染を起こして大腸憩室炎になったり、憩室から出血をおこす大腸憩室出血となると、治療が必要となる方がいらっしゃいます。

症状

大腸憩室をもつ約80~85%の方が、症状なく過ごされます。
ただし、大腸憩室炎を起こした場合には腹痛・発熱・悪心・嘔吐などの症状をひきおこします。
また、大腸憩室出血を起こした場合、血便が出ます。
出血量が多い場合には・悪心・嘔吐・冷や汗・血圧低下などのショック症状を起こすことがあります。

診断・検査

大腸内視鏡検査により診断を行います。
大腸憩室炎・大腸憩室出血が疑われる場合には、血液検査や腹部CT検査などを追加する場合もあります。

当院の内視鏡検査について

治療

症状がない大腸憩室症については治療の必要はありません。
大腸憩室炎については、通常は食事制限の上、抗生剤による治療を行います。
大腸憩室出血については、出血が少ない場合には食事制限によって腸の安静を得ることで止血されます。
出血量が多い場合や、止血が得られない場合には大腸内視鏡・バリウム充填術・カテーテルによる止血術が選ばれます。
それでも止血されない場合に手術による切除が行われることもあります。

 

当院では、大腸内視鏡検査による大腸憩室の診断も行っております。
憩室炎や憩室出血を伴うなど重症の場合は、適切に高度医療機関と連携しています。
詳しくはお問合せください。

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