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にんにく注射について

にんにく注射とは、ビタミンB1が有効成分であるアリナミンを主にした注射です。
アリナミンを注射すると、にんにくのにおいが全身にまわるため、このような名前がついています。
当院ではビタミンB1のほか、ビタミンB6、B12、ビタミンCなどを配合しています。

 

こんな方におすすめしています

疲労回復
疲れがたまっている、倦怠感がある、眠っても疲れがとれない

滋養強壮
夏バテで体力がなくなっている、風邪をひいて体力がない

二日酔い
たくさんお酒を飲んだ、お酒を飲む予定がある

代謝改善
冷え性がつらい、肩こりに困っている

 

当院のにんにく注射の効果

ビタミンB1

ビタミンB1は糖や脂肪酸の代謝をうながすビタミンです。
不足すると、神経障害をひきおこし、脚気や神経炎の症状を起こすことが知られています。
ビタミンB1は、過剰な運動負荷や病気による消耗で不足します。
体内のエネルギー消費に伴い、代謝回路が活性化しビタミンB1の需要量がふえるためです。
ビタミンB1を補うことで、糖の代謝を促進しエネルギー産生を助ける作用があります。
この作用により、疲労回復・免疫力向上・血流改善に効果があるとされています

 

ビタミンB6

ビタミンB6は体の糖や脂質の代謝にかかわるほか、認知機能の発達や、アミノ酸の維持、免疫機能や貧血予防にもはたらくビタミンです。
食品では、魚・レバー・じゃがいも・果物などに多くふくまれています。
ビタミンB6が不足すると、貧血・口唇炎・舌炎・皮膚炎・うつ・免疫機能の低下などをひきおこします。
アルコール依存の方や、慢性疾患をお持ちの方はとくに不足するといわれています。
そのため、ビタミンB6を補うことで、これらの症状を緩和することができます。
またこれまでの研究では、ビタミンB6摂取量が大腸がんリスクを低くするという報告(1)や、高齢者の認知機能との関連(2)、女性の月経前症候群を改善するとする報告(3)などがなされています。

 

ビタミンB12

ビタミンB12は赤血球の合成にはたらくビタミンとして知られています。
食品では、レバー・魚・貝・海藻・卵・チーズなどに多くふくまれています。
ビタミンB12は吸収に胃酸分泌が関連するため、とくに50歳以上の中高年の方では胃酸分泌が落ち吸収量の低下が疑われています。
ビタミンB12が不足することで、貧血がおこりやすくなります。
また、ビタミンB12は神経にも作用しており、なかでも神経の絶縁体のはたらきをする髄鞘とよばれる部分の維持に働いているといわれています。
この髄鞘が障害されると、神経による情報伝達がスムーズにいかなくなります。
結果、ビタミンB12が不足すると神経障害によるしびれ、味覚障害、眼精疲労、肩こり、腰痛、立ち眩みなどがおこることが知られています。
そのため、ビタミンB12の補充によって、貧血のほか、神経障害によるこれらの症状を緩和することができます。

 

ビタミンC

ビタミンCは神経伝達物質の合成、たんぱく質代謝、コラーゲンの合成に重要な物質です。
また、抗酸化作用および免疫機能のうえでも重要な役割を担っています。
そのため、ビタミンCの補充により、創傷治癒・老化防止・そのほか体内の酸化でおこる疾病に対しても効果が期待されます。
不足すると、倦怠感・不安感・出血症状・うつ状態・関節痛・創傷治癒の不良などがおこり、重症化すると壊血病にいたります。
食品では、野菜や果物に多くふくまれていますが、加熱によってかんたんに破壊されます。
生の食品でビタミンCの必要量を摂取するのは大変なので、サプリメントなどで補うことがのぞましいです。
とくに、喫煙者は非喫煙者よりも需要量が多いとされています。

 

注射による副作用・注意点

にんにく注射にふくまれるビタミンについては、過剰摂取による身体への危険はありません。
ただし、頻度としてはまれですがアレルギー症状(かゆみ、じんましん、呼吸困難、ショックなど)が起こる可能性があります。
特に初めての方はご注意いただき、注射後に体調の変化があれば早めにご相談ください。
静脈注射時に血管痛が現れます。
少し経つとおさまりますが、注射後に腫れなどみられるようであれば、よく冷やすようにしてください。
注射による合併症としては、発赤・腫脹・皮下血腫・神経損傷があります。
痛みで手があがらない、しびれがあるなどの症状が残るようでしたら、ご相談ください。

 

価格

価格
2,200 円
オプション追加
薬剤名 価格  
生理食塩水 1,100 円  
アリナミン 550 円 ビタミンB1
グルタチオン 1,100 円 アミノ酸
アスコルビン酸 330 円 ビタミンC
ダイビタ 220 円 ビタミンB群
チオクト酸 660 円 αリポ酸
アデフラビン 220 円 ビタミンB2
ビオチン 110 円 ビタミンB7

 

  1. Larsson SC, Orsini N, Wolk A. Vitamin B6 and risk of colorectal cancer: a meta-analysis of prospective studies. JAMA 2010;303:1077-8
  2. Riggs KM, Spiro A, 3rd, Tucker K, Rush D. Relations of vitamin B-12, vitamin B-6, folate, and homocysteine to cognitive performance in the Normative Aging Study. Am J Clin Nutr 1996;63:306-1
  3. Kashanian M, Mazinani R, Jalalmanesh S. Pyridoxine (vitamin B6) therapy for premenstrual syndrome. Int J Gynaecol Obstet 2007;96:43-4.

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