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専門医が解説!夏場の下痢やお腹がゆるい・吐き気・食欲不振は胃のSOS?

[2025.08.22]

夏場のお腹がゆるい・吐き気・食欲不振は胃のSOS?30代以降の女性は要注意⁉
~荒川区の西にっぽり内科消化器クリニックが伝える「胃カメラ検査」のすすめ~

こんにちは。西にっぽり内科消化器クリニックです。
夏になると「お腹がゆるい」「食欲が出ない」「なんとなく気持ち悪い」といった胃腸の不調で受診される方が増えます。

実は、暑さや冷たい飲み物、生活リズムの乱れが、胃腸に大きな影響を与えているのです。

特に30代以降の女性は体調の変化を感じやすく、症状が長引くことも珍しくありません。
この記事では、夏場の胃腸トラブルの原因や対策、必要に応じた「胃カメラ検査」について、わかりやすく解説します。
「夏だから…」と我慢せず、気になる症状があればぜひご相談ください。

夏バテも?お腹の不調・吐き気・食欲不振はなぜ起きるのか

夏になると、どうしてお腹の調子が崩れやすくなるのでしょうか。
実は、暑さや気温差、そして冷たい飲み物・アイスの取りすぎによって、胃腸は想像以上に負担を受けています。
さらに、屋外とエアコンの効いた室内を行き来することで自律神経も乱れやすくなり、胃腸の動きが低下してしまうことも。
「夏バテ=体のだるさ」と思われがちですが、胃腸の症状(下痢・食欲不振・吐き気)として現れるケースが多いです。
とくに30代以上の女性はホルモンバランスの変化も重なり、ちょっとしたストレスや睡眠不足でも不調が出やすくなります。
夏場の胃腸トラブルは決して珍しいことではありません。
ですが、症状が長引く場合や日常生活に支障を感じる時は、早めの対策が大切です。

暑さがもたらす胃腸のSOSサイン 

夏は、強い日差しや暑さで体力が消耗しやすく、知らず知らずのうちに胃腸にも負担がかかっています。
冷たい飲み物やアイスを多く摂ると、胃が冷えて消化機能が低下しやすくなり、「お腹がゆるい」「食欲が出ない」といったサインが現れやすくなります。
とくに、食欲がなくなったり、胃もたれを感じたりするのは、体が「ちょっと休ませてほしい」というSOSの合図。
このサインを見逃さず、無理せず休養や食事内容の見直しを意識しましょう。

自律神経の乱れ・ストレスと胃腸の働き(特に30代~シニア女性に多い理由)

暑さだけでなく、エアコンの冷房や寝不足、仕事のストレスなども、自律神経の乱れにつながります。
自律神経が乱れると、胃腸の動きが悪くなったり、逆に過敏になったりして、下痢や吐き気、食欲不振といった不調が出やすくなります。

特に30代以上の女性は、ホルモンバランスの変化も加わり、ちょっとした環境の変化や精神的ストレスでも体調を崩しやすくなる傾向があります。
このような夏特有の変化を意識して、規則正しい生活や十分な休養を心がけましょう。


よくある症状別解説|下痢・吐き気・食欲不振・倦怠感

夏場のお腹のゆるみ(下痢)の特徴と原因

夏になると、「お腹がゆるい」「何度もトイレに行く…」というご相談が増えます。

これは、冷たい飲み物やアイスの摂りすぎで腸が冷えたり、消化不良を起こしやすくなるためです。
また、夏場は食中毒も増える季節。お弁当やお惣菜の管理には十分気をつけましょう。
通常の下痢は数日で治まることが多いですが、脱水症状に注意し、水分・塩分補給も忘れずに行ってください。

吐き気・気持ち悪さの代表的な理由

「食べると気持ち悪い」「吐き気がして食事が進まない」といった症状も夏に多いものです。
これは、胃が冷えたり自律神経が乱れたりして、胃の動きが悪くなっているサインです。
また、ウイルス性胃腸炎やストレス性の胃炎でも同じような症状が出ます。
我慢せず、無理に食べずに胃腸を休ませる時間を作りましょう。吐き気が強く水分も摂れない場合は、早めの受診をおすすめします。

食欲不振や倦怠感が続く場合の注意点

「食欲がない」「ずっと体がだるい」という方も少なくありません。
夏バテや睡眠不足、栄養バランスの乱れが原因になることが多いですが、
時には胃や腸の炎症、ピロリ菌感染、内臓疾患が隠れていることもあります。
数日休んでも症状が良くならない場合や、急激な体重減少、強い倦怠感があるときは早めにご相談ください。

女性・シニアで気をつけたいポイント

特に30代以降の女性やシニア世代は、ホルモンバランスや体力の変化が影響しやすく、
夏の胃腸トラブルが長引きやすい傾向があります。
また、基礎疾患をお持ちの方やお薬を服用中の方は、下痢や食欲不振で薬の吸収に影響が出ることも。
普段と違う症状や、繰り返す不調がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

考えられる主な病気と原因|胃腸炎・胃炎・夏バテ・食中毒など

急性胃腸炎・ウイルス性胃腸炎の基礎知識

夏場に多い「急な下痢や吐き気」の主な原因のひとつが急性胃腸炎です。

ウイルスや細菌が原因で、感染性の場合は周囲の人にも広がることがあります。特に食事や手洗いの管理が不十分になりがちな夏は注意が必要です。

慢性胃炎や機能性ディスペプシアとの違い

「ずっと胃が重い」「食後すぐ満腹になる」という方は、慢性的な胃炎や機能性ディスペプシア(胃もたれや胃痛が続く状態)が疑われます。
急性胃腸炎と違い、症状が数週間〜長期間続くのが特徴です。
この場合、ピロリ菌感染や生活習慣の影響が隠れていることもあるため、胃カメラ検査でしっかり原因を調べることが大切です。

夏バテ・ストレス・自律神経の乱れによる不調

夏は暑さによる体力消耗だけでなく、睡眠不足や冷房の使いすぎ、日々のストレスも体調に影響します。
自律神経が乱れると、胃腸の動きが鈍くなり、下痢や便秘、胃もたれなどの不調が出やすくなります。
心身のバランスを整えるためにも、休養や栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍など重い疾患リスク

「なんとなく胃の調子が悪いだけ」と思っていても、まれに胃がんや胃・十二指腸潰瘍など重大な病気が隠れていることもあります。
とくに体重減少、貧血、黒い便、食欲の著しい低下などがある場合は注意が必要です。
早期発見には胃カメラ検査がとても有効です。心配な症状がある方は、自己判断せず一度ご相談ください。


どのくらいで治る?治癒の目安と受診タイミング

症状が続く期間の目安|通常と重症ケース

一般的な夏の胃腸不調(下痢・軽い胃痛・食欲不振)は、数日~1週間ほどで自然に改善することが多いです
しかし、高熱・血便・強い腹痛・体重減少などを伴う場合や、症状が1週間以上続く場合は、感染性胃腸炎や他の疾患の可能性も考えられます。

食欲が戻らない・嘔吐が続く場合の注意点

「水分が摂れないほどの嘔吐」「何も食べられずにフラフラする」場合は、脱水症状や重い疾患のサインです。
高齢者や基礎疾患のある方は、体力低下も早く進むため、早めの医療機関受診が推奨されます。

市販薬・下痢止めの使い方と注意

市販薬で症状を和らげることもできますが、「下痢止め」は細菌やウイルスが原因の場合、逆効果となることもあるため注意が必要です。
特に、血便や高熱を伴う下痢は市販薬の使用を控え、速やかに受診しましょう!

受診を急ぐべきサインと医療機関受診の目安

下記のような場合は、自己判断せず早めの受診をおすすめします。
• 38℃以上の発熱、強い腹痛がある
• 血便、黒色便が出る
• 1週間以上、症状が続いている
• 急激な体重減少、強い倦怠感がある
• 水分が摂れず、脱水症状(口の渇き・尿が少ない・意識がぼんやり)

こうした症状があれば、胃カメラ検査を含めた精密検査が必要となることも多いです。


胃カメラ検査のすすめ|医師が解説!安心の検査フロー

まずは問診・診察~どんな人が胃カメラをすすめられる?

胃の不調が続く場合や、これまでに胃の精密検査を受けたことがない方には、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)がとても有効です。


特に、症状が1週間以上続く、血便や急激な体重減少がある方、40歳以上の方、ピロリ菌感染歴のある方には検査を強くおすすめします。

胃カメラ検査はこんな方におすすめ|実際の事例紹介

当院では、「夏バテだと思っていたが、実は胃炎やピロリ菌感染が見つかった」「検査で異常がなく安心できた」という事例が多くあります。
胃カメラは「異常が見つかるかもしれない…」と不安な方にも、「大きな病気がないことを確認する」ための大切な検査です。

「痛くない胃カメラ」「鎮静剤対応」「当日検査可」など不安を解消する取り組み

「胃カメラ=つらい」というイメージを持たれる方も多いですが、
当院では鎮静剤を使った苦痛の少ない検査を行っており、「思ったより楽だった」という声も多くいただきます。
また、当日の検査対応や女性医師による検査を行っていますので、不安な方も安心してご相談いただけます。

胃カメラ検査の流れと準備

胃カメラ検査は、事前の問診でお体の状態を確認した上で、ご予約・検査となります。
当日は、数時間の絶食が必要ですが、検査自体は数分で終了し、すぐに日常生活へ戻れます。
女性専門医による丁寧な説明とサポートで、初めての方もリラックスして受けていただけます。

よくあるQ&A|「胃カメラ検査はいつ受けるべき?」「検査はつらい?」

• Q. 胃カメラはどんなタイミングで受けるべき?

→症状が1週間以上続くときや、胃痛・吐き気・体重減少などの変化があれば受診をご検討ください。

• Q. 胃カメラは痛いですか?

→当院では鎮静剤を使い、苦痛をほとんど感じずに検査できます。

• Q. 検査はどれくらい時間がかかりますか?

→検査自体は5~10分程度です。前後の説明や準備も含めて1時間ほどです。

• Q. 女性医師が担当してくれますか?

→はい。当院では女性医師が対応いたしますので、女性の方も安心してご相談いただけます。

感染性腸炎・重症化リスクの判断ポイント

夏場はウイルスや細菌による「感染性腸炎」が増加し、感染性腸炎は突然の激しい下痢や嘔吐、腹痛、発熱を伴うことが特徴です。
特に以下のケースでは重症化リスクが高いため、早めの医療機関受診が必要です。

重症化リスクが高いサイン

• 高熱(38℃以上)や頻回の嘔吐・下痢が止まらない
• 血便や黒色便が出る
• 水分が取れず、口の渇き・尿量の減少・めまいなど脱水症状がある
• 高齢の方、持病(糖尿病、心臓病、腎臓病など)のある方は、特に注意が必要

感染性腸炎の多くはウイルス性ですが、細菌性腸炎(サルモネラ・カンピロバクターなど)の場合、抗菌薬治療が必要となることがあります。
「市販薬で様子を見てもよいのか」「家庭での対処法」に悩む方も多いですが、激しい腹痛や血便、全身状態の悪化があれば、自己判断せず速やかに受診してください。

医師が診断で確認するポイント

• 症状の経過(発症時期・進行のスピード)
• 食事内容・同居家族や周囲で同じ症状が出ていないか
• 海外渡航歴や集団生活の有無
• 脱水やショックの徴候がないかの観察

必要に応じて、血液検査や便培養、内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)で診断を行います。
特に、血便や持続する症状がある場合は、内視鏡検査による精密評価が推奨されています(日本消化器病学会ガイドライン)。

 

 

予防とセルフケア|夏バテ・感染症・ストレス対策

ウイルス・細菌感染の予防法と衛生管理

夏場は食中毒やウイルス性腸炎が増える時期です。
手洗い・うがい・消毒の徹底が最も重要な予防策です。特に調理前や食事の前、トイレの後はしっかりと石けんを使って洗いましょう。また、食品の加熱・冷蔵保存・消費期限の確認も大切です。
外食やお弁当の管理も、夏はいつも以上に注意しましょう。 

免疫力維持・生活リズムの整え方(30代~シニア女性向け)

免疫力が落ちると、感染症にかかりやすくなります。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を意識しましょう。冷たいものの摂りすぎを控え、消化のよい食事(おかゆ・具だくさんの味噌汁・豆腐など)もおすすめです。
また、ストレスがたまると自律神経が乱れ、胃腸の働きも低下しますので、趣味やリラックス時間も大切にしてください。

暑い時期こそ気をつけたい水分・栄養管理

暑い日は、脱水症や熱中症にも注意が必要です。
汗で失われる水分・塩分は、こまめな水分補給(スポーツドリンクや経口補水液など)でしっかり補いましょう。
カフェインやアルコール飲料は利尿作用が強く、脱水を悪化させることがあるため、適度に控えてください。

夏場の胃腸不調は無理せず、早めの受診と検査で安心を

夏は暑さや生活リズムの乱れ、冷たいものの摂りすぎなどで、胃腸にさまざまな不調が起きやすい季節です。
「夏バテかな」と軽く考えてしまいがちですが、症状が長引いたり、食欲不振や下痢、吐き気が続く場合には、思わぬ病気が隠れていることもあります。

特に、血便・高熱・激しい腹痛・体重減少といった症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、必要に応じて胃カメラ検査など精密検査を受けることで、重い病気の早期発見・早期治療につながります。

西にっぽり内科消化器クリニックでは、女性専門医による丁寧な診療や、痛みに配慮した胃カメラ検査など、患者様の安心と納得を大切にしています。
気になる症状がある方は、どうぞ我慢せず、早めにご相談ください。

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