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禁煙外来

「何度も禁煙に挑戦したけれど続かなかった」「やめたい気持ちはあるのに、つい手が伸びてしまう」——そんなお悩みはありませんか。

タバコがやめられないのは、意志が弱いからではありません。ニコチンには強い依存性があり、自分の力だけで断ち切るのが難しい「ニコチン依存症」という状態だからです。だからこそ、医療のサポートを受けながら計画的に取り組むことで、禁煙の成功率は大きく高まります。

当院の禁煙外来では、お一人おひとりの喫煙状況やライフスタイルに合わせて、無理のない卒煙をサポートいたします。

禁煙外来とは

禁煙外来は、ニコチン依存症を「治療すべき病気」としてとらえ、医師のサポートのもとで禁煙に取り組む専門外来です。

自力での禁煙は、いわば気合いと根性に頼る方法です。一方、禁煙外来では、医師による定期的な診察と、禁煙を助けるお薬を組み合わせることで、つらい離脱症状(イライラ・集中力の低下・吸いたい気持ちなど)を和らげながら禁煙を進められます。一定の条件を満たせば健康保険が適用され、自己負担を抑えて治療を受けられる点も大きな特長です。

一人ではくじけてしまうという方も、伴走者がいることで卒煙のゴールにぐっと近づきます。

喫煙のリスク・禁煙のメリット

タバコの煙には多くの有害物質が含まれ、全身のさまざまな病気と関わっています。喫煙は、肺がんをはじめとする各種のがん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、狭心症や心筋梗塞といった心血管の病気、脳卒中、歯周病などのリスクを高めることが知られています。ご本人だけでなく、ご家族が吸い込む受動喫煙の影響も見過ごせません。

一方で、禁煙によるメリットは年齢を問わず得られます。

  • 数日で味覚や嗅覚が改善し、食事をおいしく感じられるようになる
  • 数週間〜数か月で咳や息切れがやわらぎ、呼吸が楽になる
  • 年単位で心臓病やがんのリスクが着実に低下していく
  • 肌の調子が整い、口臭・体臭が改善する
  • タバコ代の負担がなくなり、家計にもゆとりが生まれる

「もう手遅れ」ということはありません。思い立った今が、いちばん早いタイミングです。

 

保険適用について

禁煙治療は、一定の条件を満たすことで健康保険が適用されます。条件に当てはまらない場合は自由診療となります。受診前にご確認ください。

保険適用となる条件

以下のすべてを満たす方が、保険診療の対象となります。

  • ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断されること
  • 35歳以上の方は、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数 × 喫煙年数)が200以上であること
  • ただちに禁煙を始めたいという意思があること
  • 禁煙治療を受けることを文書で同意いただけること

※ 過去に保険による禁煙治療を受けた方は、前回の治療の初回診察日から1年以上が経過していれば、再び保険適用で治療を受けられます。

自由診療となる場合

上記の条件を満たさない場合(例:ブリンクマン指数が基準に届かない方、前回の保険治療から1年が経過していない方など)は、自由診療での治療となります。費用については診察時にご説明いたします。

 

治療の流れ・スケジュール

禁煙治療は、標準的なプログラムとして 約12週間(3か月)で計5回 通院していただきます。

  • 初回(受診1日目)
    問診、ニコチン依存度のチェック、呼気一酸化炭素濃度の測定を行い、禁煙開始日を決定します。治療方針とお薬についてご説明します。
  • 2回目(2週間後)
  • 3回目(4週間後)
  • 4回目(8週間後)
    定期的に通院いただき、禁煙が続いているかを確認します。禁煙継続が困難な場合には対処方法などをご提案いたします。
  • 5回目(12週間後)
    禁煙外来は12週間で終了です。外来終了後も禁煙が継続できる方法をご提案します。

各回の診察では、禁煙の状況を確認しながら、離脱症状への対処や再喫煙を防ぐためのアドバイスを行います。通院を続けることが成功の大きな鍵となりますので、スケジュールに沿った受診をおすすめしています。

なお、当院の禁煙外来は 隔週土曜日(第1.3.5土曜日) に禁煙認定指導医が診療いたします。通院間隔と診療日が合うよう、初回受診時にスケジュールを一緒に調整いたしますのでご安心ください。そのほかのご日程をご希望の方も、対応いたしますのでご相談ください。

治療方法

当院では、患者さんの状態やご希望に合わせて、主に次の方法による治療を行います。

飲み薬(バレニクリン/チャンピックス)
脳のニコチン受容体に作用し、吸いたい気持ちを抑えるとともに、喫煙しても「おいしい」と感じにくくする内服薬です。ニコチンを含まないお薬で、離脱症状の緩和と喫煙満足感の抑制の両面から禁煙をサポートします。長らく供給が停止していましたが、2025年10月末より供給が再開されています。

貼り薬(ニコチンパッチ)
皮膚から少量のニコチンを補い、急な離脱症状をやわらげながら、徐々に量を減らして体をニコチンから解放していく方法です。

これらのお薬に加えて、医師による行動面でのアドバイス(吸いたくなる場面の対処法、生活習慣の見直しなど)を組み合わせ、総合的に禁煙を支えます。どの治療が適しているかは、依存度や持病、生活スタイルをふまえて診察時にご相談のうえ決定します。

 

費用の目安

健康保険が適用される場合、3割負担の方で、12週間の標準プログラム全体を通しておよそ13,000〜20,000円程度が目安となります(使用するお薬の種類によって変動します)。

1日1箱を吸う方の場合、同じ期間のタバコ代は数万円にのぼります。禁煙治療の費用は、長い目で見れば健康にも家計にも大きなリターンをもたらす「投資」とお考えいただけます。

※ 費用は診療内容によって変わります。詳しくは診察時にご説明いたします。

 

診療日・ご予約方法

当院の禁煙外来は 隔週土曜日(週1回) の診療です。

項目 内容
診療日 原則第1.3.5土曜日(最新の日程はカレンダーをご確認ください)
受付時間 9:30〜12:15
ご予約方法 Web予約もしくはLINEからご予約ください

ご予約の際に禁煙外来希望とお伝えください。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. 治療中に一度でも吸ってしまったら、もう保険は使えませんか?
A. 一度の喫煙で治療が終了になるわけではありません。大切なのは、そこであきらめず治療を続けることです。担当医にありのままをお話しください。

Q. お薬に副作用はありますか?
A. お薬の種類によって、吐き気や不眠、皮膚のかゆみなどが生じることがあります。気になる症状があれば調整いたしますので、診察時にご相談ください。

Q. どのくらいの確率で禁煙できますか?
A. 自力での禁煙に比べ、医療機関でのサポートを受けたほうが成功率は高くなります。ただし、最後まで通院を続けることが何より重要です。

Q. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
A. 原則的に当院では妊娠中・授乳中の禁煙補助薬の処方は行いません。

Q. 予約なしでも受診できますか?
A. 禁煙外来は原則予約制とさせていただいております。診療日が限られておりますので、事前のご予約をお願いいたします。

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